鉱物飼料について

鉱物飼料とは
天然に産する無機物を飼料化されている物を鉱物飼料と言います。
これらを使用して商品化されている物で、代表的の物は塩土、ボレー粉、プラスリン、カールボンミックス、焼砂等が有ります。

何故このような物が必要なのか?
小鳥は歯が無いため、穀物を噛み砕く事が出来ませんから丸呑みの状態でそのうに取り込み餌を貯え、
また穀物をフヤカス(柔らかく)します。
柔らかくなった餌をすこしずつ胃(砂ギモ)に持って行き、胃の運動により餌を消化し易くなるように細かく砕きます。
この時に小さい石(砂)を餌と一緒に胃に持って行き石を利用し餌をより細かく消化しやすい状態にしていきます。
この石は、石の角が無くなるまで胃に残り、丸くなり効力が無くなると体内から排泄し、また新しい石を胃に補充します。

水鳥が鉛中毒になり沢山の鳥が死亡しているのが過去に新聞等で報道された事があります。
なぜ水鳥たちが鉛中毒になるのか?この水鳥たちも餌の消化を助ける小石をひらって体内に取り込みますが
この時散弾銃の弾が小鳥に必要な小石の大きさと同じ大きさなので小石と間違えて食べるから鉛も体内で吸収され、
鉛中毒を起こしているのです。

これらが何故必要か?
鉱物飼料にはカルシュウム、ミネラル、リン、鉄分等のほかにも健康体に保つ働きを持つ物質も多く含まれています。
野生の動物、鳥たちが、ある一箇所の土を食べている場面をテレビの画面で見たことが有ると思います。
この一箇所の土には通常の食べ物では摂取出来ない物が多く含まれている土です。(内臓を強くして下痢を防止する、
毒素を中和さす等の働きもある)このように穀物だけ与えていれば良いのではなく健康体を維持させるには色々のものを
与える事が必要となります。

ではペットはどの様にする必要があるか?
特にペットとして飼われている小鳥達は自由に身体が必要とする物を摂取することが出来ないので、鉱物飼料を
一種類だけでなく複数を常時与えるようにしましょう。

特に気を付ける必要があるのは塩土です。
商品の中には硬すぎて食べられなく成る塩土も多数有るようです。
一生懸命塩土をかじっているから塩土を食べています。と言われる人が居られます。一生懸命塩土をかじっているのであれば
当然塩土は無くなる筈です。無くならないのは食べたくても硬くて食べれないためです。

硬い塩土はくちばしを研ぐ?
くちばしが長くなるのを防止する・・・この効果は否定はしませんが果たしてどの程度ものか疑問を持っています。
くちばしが長くなったり、変形したりするのはくちばしの核質部に何らかの異常で刺激があり、くちばしの成長、
変形が起きているのではないでしょうか。
人によっては塩土を与えずにボレー粉のみと言われる人も居ます。
ではこの人たちの鳥がくちばしの異常を、起こしているはずです。
ある程度の柔らかさを持つ塩土と、他の鉱物飼料を与え健康体を保つ事がこれらの異常防止になります。

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