セキセイインコのコロ
大型セキセイインコのフェザーダスター

セキセイインコのコロはなぜ発生するのか、防止策は?

セキセイインコを飼育して雛を育てた経験はありますか?

雛育ての時、雛に羽が生え始めて手羽が伸びて羽が拡がり始めると羽の付け根が黒くなりだし毛の軸も細くなり、この症状が進行していくと、羽が抜けヒヨコみたいに成るのと、巣立ち時分に手羽、尾羽根が抜けるどちらかの経験はお有りではないでしょうか?
この状態をコロと言いウイルスで起きる事とは違います。

コロと毛抜き病は完全に別物です。
コロは雛の時に起こる状態の事で親鳥になってコロに成ることは有りません。
親鳥の時に羽が乱れる、羽が無くなるのは毛抜き病でコロではありません。
毛抜き病はストレス、何らかの栄養不足で自らが羽を抜く、食べるの行為が起きているのです。

コロの症状は、成長するに従い、羽も元通りに生え揃い元気な鳥と変わらなくなる鳥、毛が綺麗に生え揃わない鳥、羽が生えなくて何時までもヒヨコ(コロ)の状態のまま、
この様に様々な状態を辿りますがこの状態は雛毛から親毛にと代わっているだけですのでヒヨコの状態が続く 生え方がまだらになるのは毛根にまで異常を起こしているからです。
なぜこの様な雛が生まれるのかは世界中で疑問となっています。
また最近では、ウイルス説まで出てセキセイを飼育されている方はこの情報に振り回されている様です。.消毒、投薬によりウイルスが居なくなり手羽根、尾羽根が生えてきたものと納得されているいますが、前にも記載していますがコロの状態が軽く元気に成長すると毛が生え揃い異常は無かったように、正常な姿になりますが親毛に変わっただけですのでこのウイルス説が本当の如く扱われているようですが全く気にする事はありません。ウイルスが原因で無いから感染の心配も入りません

私が小鳥を飼育しだした時には、両親が若い親の掛け合わせが悪く血液関係が濃く(近親)なっているからと言われていましたが、私はセキセイの飼育に永年携わり全く別の事を経験して、また確信しました。

私が経験し確信を持つまでの経過を、情報公開をしてこれから飼育される方達に一つの知識として頭の片隅にでも置いて貰い、この様なコロを産まさない様に心がけて頂きたいと思います。

フェザーダスター(羽の成長が止まらない)の鳥は、系統で起きると言われる方もありますが、私はコロと同じ原因と思っています。
なぜならば、私は大型インコを飼育していた間(30数年、4500羽〜6000羽)1羽も発生したことはありません。また系統で発生する言われてもトップクラスの経験者は鳥の交流が活発に行われていて、良い系統はそんなに多くもありませんので多かれ少なかれどの鳥にも同じ系統の血筋はあると考えています。

私は若い頃に、小遣い稼ぎのつもりでセキセイインコを飼育し、飼育し始めは羽数も少ないので配合エサを購入していましたが、この当時の配合は、ヒエが50%〜60% アワ20%〜30% キビ20%〜30 カナリヤシード5%〜10%で、ヒエは日本産(外国産も有った)なので価格も高くなりますので経費を抑えたくて、私なりに単価の価格を調べ、アワが一番安いのとペットショップではムキアワを主に与えているのを見て参考にしアワを主にして配合して与えた所、生まれる雛は全てコロになり細菌かダニの発生による物かと考え禽舎内の消毒はもちろん行い鳥に付いている物は直接鳥にかけた方が良いと思い、消毒液を雛にかけたが菌やダニが死ぬのは良いのですが、消毒液をかけたコロの雛まで全滅にした事もありました。

ちょうどその頃に、大型セキセイが話題になり、大型セキセイの飼育に変わり、大型セキセイ(ジャンボセキセイ)を購入し、雛が生まれペットショップに持って行くと、主人の見た雛とは全然かけ離れていると言われ、ペットショップから大型セキセイのブリーダーの方の住所を教えて貰い、直接ブリーダを訪問し、種鳥を購入して帰っても雛は取れない挙げ句の果てには親鳥が落鳥、この過程を3年あまり続け思い付いたのが、禽舎の横にも窓を着けて、より自然に近い状態を作ることを思いつき、早速スレートの壁を大きく切り取り金網を全面に貼りました。 
この頃には、配合飼料もカナリヤシード キビだけでも良いと言われて配合も変えていた(大型セキセイ麻の実入り-3)のと大きな窓が増えたことにより、空気の流れが禽舎内全体に行き渡り空気の淀みが無くなり、至る所から元気な雛が誕生したのでこの頃にはコロの事は頭の中から消えて忘れていました。

それから数年たちノーマルグレー雄を禽舎に迎えこの雄にそれまでに私が育ててきた中の一番気に入っていた雌(ノーマルグレー)とで、その巣引きシーズンに生まれたノーマルグレーの子供達12羽が、今まで見たことが無い雛が生まれ、より一層大型セキセイの飼育に力が入れ、餌の改良に力が入り他のブリーダー達の鳥に勝つためには毛質が重要であることに気付き現在の大型セキセイ−5特別配合にたどり着きました。この中の1羽が当年度産の雛の品評会で総合優勝しました。

店を経営するのを計画しだした頃、小鳥の餌代を安くしようと、アワをまず5%、」しばらく続けても頃の発生が起こらないので次の段階として10%に上げ様子を見たが大丈夫のようなので15%にアワを増やした所、コロがあそこに一羽 此処にも1羽と少数ながら発生して来ましたのでもう一段上げて、20%にしたらコロになった雛が多数の発生を確認し、すべてのアワを無くし、元の大型セキセイの配合(特別配合)に変えた所コロはピタっと止まりました。

この事を否定、疑問を持たれる方は現在使用されている配合エサに粟を多く入れて巣引きをして見てください(青菜も少なく)。

手乗りの雛には集荷時に選別してコロは居ない様に思いますがコロは早い時期は
手羽が生え始めから羽の根元が黒くなり手羽抜けてくる物、巣立ち間際から羽の根元が黒くなり、巣立ちしてから手羽抜けてくる物等状態は色々有りますので手乗り雛の時にはハッキリ判らないのが現状です。

私の大型セキセイの飼育方法は、これという特別な事はしませんが、総合ビタミン、カルシュウム、ビタミンEを1種類ごと水道水の汲み置き水をサイホン(試験官を改良)に入れ、その中に4〜5滴入れ3日間与え、水道水の汲み置き水を間に1日与えて、また薬品を順次変えて与える事と、通常与えている配合エサを、水道水の汲み置き水に、一夜浸し、翌日まぶし餌にして、素焼きの容器に2〜3時間で食べれるぐらいの量を、2〜3日に1回与え青菜は1週間に1度程度与えるだけでした。

小鳥には薬害は絶対の起こりません。なぜなら小鳥は腸が短く食べた物は短時間で排出されるため完全に吸収が出来ないからです。また小鳥によって調節する必要も無く(体内のある時間が小鳥の大きさにより異なるため)高濃度の物を与えて初めて効果が出てきます。

青菜を多く与える方は、アワが少し多くても、コロの発生は少ないのではないかと思います。
何故かと、説明を求められてもお応え出来るものは何も無いですが、アワ、ヒエ、キビ、カナリヤシードのすべての殻をむいだ穀物を配合して、これを粟玉にして毎日多くの量を与えている、ブリーダーの方が居られますが、この方は野菜も毎日欠かすこと無く多く与えていますのでコロはそんなには発生していませんが、たまにコロ、フェザーの雛が発生しているようです。アワを多く与えると見た目には分からないがインコの体調が、正常で無くなる様ですが、青菜に含まれる栄養がこの体調を整えるのではないでしょうか?。

要は餌の管理、穀物の配合、空気の流れ等を考えインコの体調を良い方向に管理して体調の維持が最大の防止策ですが、インコ類にはアワは必要でないです。逆にフインチ類はアワは無くてはならない穀物です。

セキセイインコ特別配合、大型セキセイ配合餌3種類の餌はアワは入っていません。

数人のお客様が、セキセイインコにコロが発生して困っているとの相談を受け、セキセイ特別餌を作りこの餌を進めた所、コロの発生は無くなったと喜んで頂いています。 (お客様の声でお便りに記載)


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