セキセイインコは1日にどのくらいの餌を食べているのか?

100gの餌を与え毎日の食べ量を計量して次のようになりました。

1日の消費量  12g〜9g

100gの餌食べ尽くすには9.5日掛かりました。

最初の2日間は1日に12gの餌を食べていたが3日目からは10g7日目からは8g

食べた殻は毎日取り除いて綺麗な状態にしても穀物も残り物になるため1週間もすると食べる量が少なくなります。

この結果から見ても判るように良い餌を良い管理で飼育して行かないと良い餌だからと言っても管理が悪いと小鳥の

食べる量は少なくなりますので健康体を維持するのは難しくなります。


     セキセイインコの1日の必要カロリー

 栄養補給量(獣医さんのHPより)

 全ての動物の一日の基礎代謝量は次の式で表されます。

 基礎代謝量kcal=K×(体重)3/4

 Kはエネルギー係数でスズメ程度の体重50g前後の鳥にはK=256,それより重く200gを

 越えるものにはK=156が適応されます。

 この係数を用いて基礎代謝量を計算しますと次のようになります。

 体重30g・・・・9.29kcal, 40g・・・・11.53kcal, 50g・・・・13.64kcal,

 60g・・・・15.63kcal, 100g・・・・22.93kcal, 200g・・・・23.41kcal,

 300g・・・・31.73kcal, 400g・・・・39.38kcal, 500g ・・・・46.55kcal.

 1kg・・・・78.30kcal, 1.5kg・・・・106.12kcal,

 基礎代謝量は呼吸・消化・循環など生命維持に必要な最低のエネルギーで、

 この同量が健康体を維持する為の活動エネルギーとして必要です。

 病気の鳥では更に病気にうち勝つためのエネルギーも必要でその量は

 基礎代謝の50%であろうと推察されています。

 更にヒナ鳥は成長のために健康な鳥の1.5〜3.0倍のエネルギーを必要としています。

 すなわち次のようになります。

  健康な鳥の必要カロリー=(基礎代謝量)×2

  病鳥の必要カロリー (維持代謝量) =(基礎代謝量)×1.5  


 配合餌ではどの様になるか     

 一般的な配合の、アワ2kg  ヒエ6kg  キビ1kg  カナリヤシード1kgの配合では100gあたり114kcal

 セキセイインコの1日の配合餌の摂取量9g〜12g 114kcal÷10g/100=11.4kcal

 当店のインコ文鳥配合餌を摂取量10gで     323kcal÷10g/100=32.3kcal


 健康体維持には

 セキセイインコの体重は約40g   11.53kcal×2=23.06kcal(1日の必要摂取カロリー)

 手乗りの小鳥は籠の中よりか飛行も多くそれなりのプラスしたカロリーが必要となります。

 巣引きしている小鳥は1羽の雛を育てるのに1.5倍〜3.0倍のカロリーが必要


 生まれて間もない頃の雛が2羽で 1.5倍×2

 雛が小さい頃  

         (健康代謝量) (雛の成長量)(親+雛2羽)           (1日の必要量)

 11.53kcal×2=23.06kcal×1.5=34.59kcal×3羽=103.77kcal÷11.4kcal=10.37×10g=103.7g

 雛が巣立ち頃  

 11.53kcal×2=23.06kcal×3=69.18kcal×3羽=207.54kcal÷11.4kcal=18.20×10g=180.2g


 100gあたり114kcalの餌では雛が小さい頃は1日に103.7gの餌を食べなければ雛は育たない

 100gあたり114kcalの餌では雛が巣立ち頃には1日に180.2gの餌を食べなければ雛は育たない

 セキセイインコは雄が1羽で餌運びをするので1羽の雄が1日に103.7g〜180.2gを食べなければ

 正常な雛の成長は望めない。

 セキセイインコは1度に5羽〜8羽生まれることは珍しくないので雛が多く生まれれば餌運びが

 大変になり親鳥の負担が増します。

 カロリーの少ない餌ですと1日に運べる量は限られていますのでカロリー不足になり

 正常な雛は育たない事になります。


 インコ文鳥配合餌の場合(100g 約33kcal)

 

 雛が小さい頃  

        (健康代謝量)  (雛の成長量)  (親+雛2羽)        (1日の必要量)

 11.53kcal×2=23.06kcal×1.5=34.59kcal×3羽=103.77kcal÷33kcal=3.14×10g=31.4g

 雛が巣立ち頃  

 11.53kcal×2=23.06kcal×3=69.18kcal×3羽=207.54kcal÷33kcal=6.29×10g=60.3g     

 一般的な配合餌 104g
インコ文鳥配合餌 60g

 これで判るように低カロリーの配合餌では大量の餌を食べないと必要カロリーが取る事が出来ません。

 体格の良い大きな雛を生ませるには親鳥の負担が少なくてカロリーが取れれば雛の成長に支障も無くなり

 親の体力も落ちる事も無く余裕を持って次の巣引き活動に繋がって行きます。


 健康状態を見るには

 ホームページ上では体重重視の傾向が見られますが体格の良い大きなセキセイインコと

 小さいセキセイインコでは体重差は20g以上にもなります。(大型セキセイは対象外)

 私は小鳥の肥満度は胸の中央の骨部の両サイドの肉の付き方で判断します。

 骨がつまめる様であれば痩せています。

 健康な鳥はこの骨の両サイドに適度な筋肉が有り骨は感じ取れますが掴む事は出来ません。

 肥満な鳥ではこの骨と筋肉が同じ様になります。

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