穀物餌の管理

★穀物の劣化防止及び虫発生防止

穀物は、常温での貯蔵期間が長くなるにつれ脂肪酸度が高くなり、おいしさの源のデンプンや栄養分が低下してしまいます。

水分15%、穀温15℃を超えると、脂肪酸の増加とデンプンの分解が進みます、

穀物には相対湿度に応じて、水分が平衡する性質があります。

長期保存には温度、湿度の管理が必要です。

お米で判ると思いますが、常温管理で新米と言われる期間は3ヶ月程度です。

これはお米の劣化が進んでいるからです。この劣化を防ぐため、現在は低温保存管理が進んでいます。

米びつまで低温貯蔵が出来る物までもあります。

※穀物である、配合餌はどの様に管理すれば良いか?

 1 通常の小袋入りの商品は1ヶ月程度で使いきれる量を目安に購入する。

 2 直射日光に当たる所、水気の多い所に長期間置かない。

 3 乾燥剤は使わない。(乾燥が進むと穀物の美味しさが無くなります)

   乾燥剤(水分を吸収)と脱酸素剤(酸素を吸収)を間違えない事。

 4 冷凍室に入れない。解凍時は常温解凍になるので美味しさの源であるデンプンや栄養分が低下します。

 5 使用中の配合餌の保管は冷蔵庫の野菜室(湿度は保持されている)に入れる。

 6 自分で配合している場合2ヶ月〜3ヶ月程度で使いきる量を購入する(特に配合比率の少ない穀物)。

購入時の注意は。粒が大きい、穀物の色が薄く(濃いい色は劣化が進んでいます)、艶のある物、が新鮮です。

真空パック商品は穀物の劣化防止、虫の発生を防いでくれます。

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