The Harry Bryan Colamn 9/25-1982 C.A.Birdo

ハリー・ブライアン コラム

私は自分で思い出せないほど長い年月ショーに出品しているけれどもショーで勝ったらいまだに大きな感激を得る。Dorset B&FBS(ドーセット・セキセイインコおよび洋鳥協会)で、最高賞(ベストインショー)をとった時大いに喜んだし、Exeter(エクセター)のショーで、ベストセキセイインコを出品したことでやはり同様に興奮した。
実際、私は、この両方のショーで、最高賞に輝いた自分のグレーオスを英国でも最高の鳥の1羽だと思っているし、これを負かすには、すばらしい鳥でなければならないだろう。
しかし、ショーに出品すると言うことは、楽しいことばかりではない。Exeter(エクセター)出のショーの跡で、その際出品した、非常に良いスカイブルーオス2羽を落とした。私のようなチャンピオンでもすべての答えを持っているわけではなく、過去に試みて成功した治療も今回は、役立たなかった。

正常の手法

普通私がそうやる通り、ショーの後帰宅して私のショーチームすべてをストックゲージ(追い込み籠)に戻した。平常の餌と共に2〜3の粟の穂をすべての鳥に与え、ライトを消す前に2時間ほどそのままにして餌を食べさせた。
翌朝までそのスカイブルーが病気に見えなかった。その2羽に抗生物質を投与して、暖かく保てるので台所に持ってきた。しかし、両方ともお尻の周りに、今まで自分で経験したことの無いような悪臭のする糞を付けて、とうとう2日以内に死んでしまった。
悪いことは3度続くとよく言うが、更に私の最高のコバルトが背中に出来た大きな腫瘍のため2,3日後に死んでしまった。しかし、出品された鳥は、ショーに出されるという厳しさから回復することを明らかにすると言う疑問に戻ろう。セキセイインコはしばしば、ショー中緑便をするものである。
普通、ショーの後、2日ほど暖かい所に置いてやると、すぐに問題なくなり、フライト(飛び禽舎)に戻せると言うことを見つけている。冬でも、熱供給器(ラジエーター)の近くの温かいところに置けば、病気は回復する。夜に温度が一定に保てるので通気の良い戸棚はずっと良い。
鳥が吐いているのを見つけた場合
ノロロマイセチンパルミテート(Parke-Davis,パークデービス社)2滴を服用させる。これですぐに回復する。
もちろん、セキセイインコがショー出品に耐えられ100%が元気に帰宅できることを保障する最も良い方法は、鳥をそのように訓練することである。ビギナー、ノービスの人たちは、この点を良く覚えてほしい。
私は、若鳥をシーズンの最初のショーの始まる少なくとも1ヶ月前に捕まえる。そして、私の方法を知っている人が確認する通り、訓練する時に水を沢山使ったらよいと固く信じている。
もし、貴方のセキセイで好成績をとろうと望むなら、2〜3日、追い込み籠で落ち着かせ、真剣に訓練を始めなさい。
主な目的は、鳥をショウゲージに慣らし、審査員の前に出た時、静かに止まっているようにする事である。貴方はどうしますか。私は若鳥を訓練の初期に水にぬらせば、水にぬれている時、彼らは、学びが早いことを見つけている。水にぬれている時、彼らは、静かに止まっている以外あまり何も出来なくて、もし、彼らがゲージの底に止まっていたいとしても。審査用の棒で止まり木に上げるのはたやすい。2〜3度試みられると良い。いかにこの方法が早くうまく行くかが直ぐ判ります。
もし、ショーの際経験する条件に鳥を慣らすならば、良い結果をもたらすと固く信じている。そして、何か失敗すると言う可能性が少なくなる。2〜3羽の若鳥をショーゲージに入れ、小鳥部屋の一方から他方へと動き、ショーゲージをぶら下げて回る。ショーゲージを、ショー・ステェワート(介添係)がするように動かす。
これだけ訓練してもまだ止まり木に静止しないセキセイインコをどうすればよいか?
ショーゲージを逆さまにして、その中に鳥を1〜2時間放置することを勧める。鳥はすぐに、傾斜のある屋根部に止まることは出来ないのを発見し、止まり木の上がずっと快適だと結論する。
多くのチャンピオンでさえ、毎週末に続けてショーのある時、気の滅入る問題点が1つある。ショーバードのマスクを1つのショーのためにトリミングしても、余分な羽根が2週間内に登場して、取り除かねばならないと言う点である。羽根の筒から生えだしてないスポットを抜いたりすると、非常にしばしば、顔中血だらけになってしまったりする。

役立つヒント

私は、他の人から、他の人が私から学ぶ(と望んでいるのだが・・・)と同じくらい役立つ暗示を拾い出す。この問題も、Prescott Barr(プレスコット・バー)氏から素晴らしいグレーグリーンオスを買った後で解決された。この鳥を買って1ヶ月も経った時、この鳥のマスクはなぜ、私が飼い始めた日と同じぐらい完全なのかなあといぶかり始めた。
南部に住む愛好家は、このグレーグリーンが昨シーズンのSouthdowns BS(サウスダウンス・協会)オープンショーでB.I.S.だった事を覚えておられるだろう。ショーの時点で、まだ、”スポットが残っていた”。10月の換羽になって新しい羽根が生えてきて、初めてマスクは、私の思った通りになった。Prescott(プレスコット)氏に電話して初めて明らかになった。すなわち、彼は、マスクの羽を抜くのでなく、鋏で余分なスポットをトリミングするのである。この方法は、上記の問題を克服する見事な方法のようだ。
Prescott(プレスコット)氏の妻は理容師だった点を付け加えないとならないだろう。彼女が賢明にも小さな鋏を使わせた。もし貴方が、この方法を試みたいなら、まず、ショーチームで無い鳥で実験しなさい。始めに、マスクの情報の羽根から、下の方へととりみんぐする。逆より良い。


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